〜子どもたちの成長には、目に見える“成長の瞬間”と、見えない“準備の時間”がある〜
現在、私は0歳から3歳のモンテッソーリ教育の学びを深めています。
その中で、“見えない成長”を支える重要性に改めて気づかされています。
受講している講義の中ではリザ・エリオットさんの著書『赤ちゃんの脳と心で何が起こっているの?』が推薦図書で上がっていました。
(※リザ・エリオットさんはロザリンド・フランクリン医科学大学神経科学教授です)
とても分厚くてまだまだ十分には読めていませんが・・・笑
この著書の中でも講義内容でも触れられている“髄鞘化”という脳の発達プロセスに深く惹かれたので
赤ちゃんの脳の中で何が起きているのか、その秘密を少しだけ共有させてください。
「髄鞘化」とは、神経細胞が情報を効率よく伝えるために、髄鞘という“絶縁体”で覆われるプロセスです。
この髄鞘が形成されることで、脳内の信号伝達が高速かつスムーズになります。
★例えば、でこぼこの道が綺麗に舗装され、なおかつ高速道路になる…といったイメージでしょうか。
リザ・エリオット”赤ちゃんの脳と心で何が起こっているの?”P47 より
この絵はニューロン(神経細胞)の構造で左が新生児、右が成人となっています。新生児は髄鞘がほとんどみられません。
新生児から成人のニューロンになるまでに
この髄鞘化は、子ども達が手や体のすみずみまで動かすことなどでも形成されます。
使えば使うほど、脳の中ではたくさんの髄鞘化がおこなわれ、そしてまた体の発達にも繋がってくるのですが
赤ちゃんがまだよちよち歩きの段階であっても、その背後では、神経回路が劇的なスピードで進化し、日々新しいつながりを作っています。
特に0歳から3歳は、この髄鞘化が最も活発に進む時期とされており、“脳の基盤”が築かれる大切な時間。
私の理解力ではまだまだ説明が難しく、薬学部の長男にオススメのyoutubeを教えてもらったりして
ようやく少しずつ理解ができてきたところです笑
赤ちゃんが無意識的にどれほどのことを吸収しているのか、その成長の深さに改めて驚かされるとともに
この時期の脳があらゆる経験を“吸収”しながら成長しており、その背後には髄鞘化という重要なプロセスが進行しているということ。
私たちのように子どもの成長を援助する大人は、この髄鞘化が赤ちゃんの脳の発達において決定的な役割を果たす過程であることを考えることが重要です。
part2では、この髄鞘化が赤ちゃんの成長に与える影響について、さらに深く掘り下げてお話ししたいと思いますので、ぜひ引き続きご覧ください。
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